あなたが出会った記事がどんなに素敵でも、それをそのまま自分のブログに書き写すのは絶対にNGです。
悪質なパクリ記事を書き続けても、プラスにならないどころかマイナス要素が増えるばかり。
丸パクリ記事を公開するリスクや、実際に筆者がやらかしてしまった失敗談から学んでいただきたいと思います。
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目次
悪質なパクリ記事ってどんなもの?
どこまでがパクリで、どこからはセーフなのか。
ここでは一般的に考えられる、悪質なパクリ方法の例を3つあげます。
1. 文章をコピペした、ちょっと変えただけの記事
他のサイトにある文章をそのままコピーし、自分のサイトにペーストしただけの記事。
これは120%明らかに悪質なパクリ記事です。
中には「です」を「ます」に変えるなど、文末や言い回しをちょこっとだけ変える、というやり口もあります。
1つのサイトだけでなく、複数のサイトの文章をコピペ、それを組み合わせるようなことも。
ちょっとだけ文章を変えても、それらはコピペパクリであることに違いありません。
2. 内容や構成が全く同じ記事
一応自分の言葉では書いてあるけど、その内容や構成までが全部一緒である。
これも悪質なパクリ記事に該当します。
他人の記事を「リライト」しただけの状態ですね。
リライトは自分の記事を書きなおし、テコ入れする場合なら有効なSEO対策となります。
ですが他人の書いた記事をそのまま拝借して書き直しただけのものは、悪質なリライトでありパクリと言わざるを得ません。
3. 大半が引用しただけの記事
他人の書いた文章を「引用」するのは、正しいルールで行えば何ら問題はありません。
悪質だと言われるのは、そのルールに即していない場合です。
引用する場合は、引用の目的が正当な範囲で行われているか、自分の文章と引用文が主従関係にあるなど、最低限の上限を満たしている必要があります。
自分の書いた文章より引用文が明らかに多い場合は、主従関係が逆転しているのでNG。
記事内容と全く関係のない引用も、正当な範囲と言えません。
特に“大半が引用”の記事は、引用文を拝借しただけのパクリ記事と言われても仕方ないでしょう。
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なぜパクリ記事は危険なのか?
丸々パクった記事は、SEOにおいてマイナス要素が多いと言われています。
似たような内容の記事は重複コンテンツとみなされ、検索においての評価が下がってしまうのです。
類似テーマ、コンテンツのサイトやブログが多数あるのは事実です。
問題は、他人の記事を上から下まで丸パクリしたり、オリジナルの考えや独自性が皆無な記事。
こうした悪質な記事を量産していると、最終的にはGoogleからペナルティを受けることになります。
記事パクリ問題、私の失敗談を反面教師に
パクリダメ!絶対!と偉そうなことを語っていますが、その理由は自分自身が手痛い失敗を経験したからです。
過去に筆者がやらかした失敗談を紹介するので、反面教師にしていただければ幸いです。
違うクライアントに同じテーマ・内容の記事を提供していた
簡単に言えばこうなります。
クライアントAに、先に納品していた記事。
それを書き直し、一部内容を変えたりして、クライアントBにも提供してしまったのです。
始めからやっていたのではなく、途中から「あれ、テーマ似ている」という依頼があるのに気付き、アレンジすれば効率良いな!との考えからやってしまった覚えがあります。
この頃は、「他人の記事をパクるのはダメ」という認識で、「自分のはOK」という身勝手なルール認識を持っていました(さすがに語尾を変えただけ、とかでは出していませんが、文章が違うだけで内容はほぼ同じものなどもありました。酷いものでした)。
結果、程なくして(数ヶ月くらい)一方のクライアントから指摘があり、自分のバカさを痛感。
内容が類似した記事の分は、いただいた報酬を全て返金しました。
記事の著作権はクライアントにある
ここでの注意点は、記事を買い取ってもらっているということです。
この時点で、記事の著作権はクライアントに移ります(契約内容にもよりけりですが、通常はそうなるはずです)。
従って、自分が書いたといっても、その記事はすでに自分のものではないということ。
パクれば著作権を侵害する恐れがあるだけでなく、そのサイトを運営している側からすれば、Googleからのペナルティリスクも上がるのです。
そんな当たり前の事も頭からぶっ飛んでいた、当時のアホライター。
何年も前の話ですが、今思い返しても穴から出てきたくないくらい痛い過去ですね(今でも思い出すと胃がキリキリ)。
この件があってから、受注時におけるテーマかぶり、内容かぶりには敏感に。
すでに執筆済みの内容は、他社では避けるように徹底してきました。
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自分だけでなく、相手も痛い思いをする
筆者のケースではクライアントが絡んでおり、そちら側に迷惑をかけてしまいました。
不幸中の幸いだったのは、比較的付き合いがあり、私がど素人からライターを始めた事を知っていたクライアントだったこと。
育ててくれた恩を仇で返すような行いをしてしまった訳ですが、温情を頂いて一応解決に至りました。
これが赤の他人で全く知らないサイトを丸パクリし、その方がGoogleに報告、しかるべき措置をとった場合。
Googleにもパクリであると認められれば、もう針の筵です。
何の義理もないパクリ相手に容赦する優しい方でない限り、糾弾されるのは目に見えているでしょう。
どちらにせよ、クライアントに迷惑がかかるか、パクった相手に迷惑がかかる。
自分が痛い思いをするだけでなく、相手にも被害が及ぶ点を重く受け止めなくてはなりません。
パクリ?参考?勉強になる記事はうまく真似しよう
失敗をしてしまった時期は、「何も参考にせず、100%全て自分で作った記事以外は、全てパクリだ」という思考になっていました。
そのとき、「論文を書くときにも、他の文献や論文を“参考”にする」というアドバイスを頂き、腑に落ちた覚えがあります。
確かに、参考文献をたくさん羅列している論文って普通にありますよね。
やり方を間違えなければ、他の良質な記事を真似したり、参考にしても問題はないのです。
イラストやアートを作るとき、他の作品からインスピレーションを受ける事は珍しくありませんよね。
ただし、どんな世界でも真似しただけで生き残れる甘いものではありません。
上達するには上手い人を真似るのが近道ですが、最終的には自分の色、独自性も追求する必要があります。
ブログやサイトの記事も同じ。
上手な人のすごい部分はどんどん真似しつつ、あなたらしいオリジナリティーも強化していってください。
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